音楽好きの世迷い言
The melody at night, with you
ショパン・ピアノ協奏曲第1番のお気に入り
2012-07-13-Fri  CATEGORY: 音盤紹介
最近ショパンづいてたので、コンチェルトについてもお気に入りの盤を紹介してみます。

実は私はショパンのコンチェルトが苦手で、CDやレコードもあまり持っておらずソナタのように聴き比べなど書けないのですが、その中でも特に気に入っている演奏をご紹介します。


1枚目:ダン・タイ・ソン&イエジー・マクシミウク&シンフォニア・ヴァルソルヴィア(92年)

ショパンのコンチェルトは、オーケストレーションがイマイチなのと曲が感傷的にすぎる感じがして個人的に苦手なのですが、この演奏はその抒情性で勝負してます。まずオケが素晴らしい。出だしの音色を聴いただけで弾きこまれます。そして、ダン・タイ・ソンのピアノも極めてロマンティック。指回りも確か(この頃の彼はバランスが取れていて本当に凄いと思います)。これを聴いてロマンティックな演奏も楽しめるようになりました。歌い回しでは最高峰ではないでしょうか。

この盤は入手しにくい時期のビクター盤ですが、アマゾンではなぜか現役盤(ユニオンでは高値が付いてることもあるので注意)で、さらにショパン名曲100という例の6枚組にも収録されているので手に入れやすいです。ダン・タイ・ソンは2005年と06年にエラールを用いて1番と2番を録音してますが、残念ながらそちらはイマイチ。



2枚目:クシシュトフ・ヤブウォンスキ&ローランド・バーダー&ポーランド国立クラコウ・フィル(89年)

ヤブウォンスキ

続いては、エチュードとソナタ第3番を個人的に高く評価してる技巧派のヤブウォンスキ。彼らしい運動能力を見せつけた、ある意味ショパンらしくない推進力とビートに満ちた演奏です。第1楽章からして急速部分がどこまでもインテンポで「ベートーヴェン?」と思ってしまうほど。第2楽章の歌も、音楽性にやや乏しいタイプの彼としては情感たっぷりに弾いていて好演。終楽章の演奏時間は9:40でタイム的には平凡ですがやはりキレがあり、とにかく細部まで非常にクリア。ショパンらしい繊細さは感じられませんが、これぞピアノコンチェルト!と言いたくなる力強さがあります。ダン・タイ・ソンとは対照的な演奏。

残念ながらこの盤は非常に入手性が悪く、以前紹介した彼のショパン・リサイタルⅠ・Ⅱよりも手に入れにくいかも(ここ5年で1度しか見たことがない)。是非再発して欲しいところです。


3枚目:マルタ・アルゲリッチ&Grzegorz Nowak&シンフォニア・ヴァルソヴィア

最後に紹介するのはアルゲリッチの爆演。

アルゲリッチ

数種類あるアルゲリッチのショパンのコンチェルトの中で最も彼女らしさが出た凄まじい演奏です。これはもう四の五の言わずに聴いて下さいとしか言えません。ショパンのコンチェルトとは思えない凄まじいスピードとタッチ。特に終楽章の何物をもなぎ倒していくかのような推進力はもはや伝説的と言っても過言ではありません。(彼女の演奏には多いことですが)最初に聴いた時は耳を疑いました。この技巧のキレを上回る盤はしばらく現れないでしょう。名演数多いアルゲリッチのコンチェルトの中でも最も素晴らしいもののひとつではないでしょうか。これを聴かずしてアルゲリッチ姐さんは語れません。マイナーレーベルから出ていましたが、現在は再発されて入手しやすくなったようです。


以後も良いのを見つけたら随時追加したいと思います。

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