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The melody at night, with you

音楽好きの世迷い言

David Greilsammer ほか / SOUNDS OF TRANSFORMATION

私が最も注目しているアーティストの1人、デヴィッド・グレイルザンマーの新譜。一言で表すと、ジュネーヴ・カメラータとジャズ・ミュージシャンによる、ジャズとクラシック・現代音楽の融合である。

もう期待を裏切らないというか、私の好みズバリそのものな内容である。出だしから、バロック時代のクラシックに現代ジャズの高速インプロがビックバンド風に織り交ぜられる。途中、アイヴズの曲などを緩衝材的に挟みつつ、プログレ好きの私には嬉しい「許容範囲に適度なゲンダイオンガク感」がフランク・ザッパを思わせる。

今回、グレイルザンマーのエラいところは、ジャズのインプロヴィゼーションの編曲・演奏を専門家に任せ、自身は指揮と一部のピアノ演奏に徹したところである。以前の作品でも取り上げた作曲家、ジョナサン・ケレンが作編曲で参加するなど、各曲のアレンジの質がいちいち高い。ジャズピアノのインプロはYaron Hermanというジャズ方面で何作もアルバムを出している「ホンモノ」が担当しており、グルーヴが素晴らしい(他のジャズ・ミュージシャンも言わずもがな)。勿論、グレイルザンマーもピアノを弾いており、ラヴェルのピアノ協奏曲では御馴染みの知的好奇心をかきたてる解釈が聴ける。主役な感じがしないのが、ちょっと残念だが・・・。

というわけで、クラシック方面オンリーな読者の方には全くオススメできないが、私としては今年のベストな1枚になりそうな予感。
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