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ヒラリー・ハーン、20年ぶりのバッハ無伴奏。全曲録音完成
2018-11-04-Sun  CATEGORY: ヴァイオリンあれこれ
個人的には現在世界最高のヴァイオリニストの1人ではないかと思っているヒラリー・ハーンである。


ソニーからDECCAに移籍し、これでバッハ無伴奏全集完結、どうせハイレゾが出そうだが我慢できなかったので1か月前にネットで注文、輸入盤で買ってみた(案の定、e-onkyoからすぐにハイレゾが出た・・・)。まだ大御所の方々がレビューを書いていないようなので、先陣切って聴き込みの浅い中で書いてみる(通勤時に車で2・3回聴いただけ)。なお、録音は2012年・2017年との記載があり、どの曲が何年の録音なのか輸入盤ブックレットをナナメ読みしただけでは分からなかった。

出だしのソナタ1番、うーんやっぱり巧い。メチャクチャ音のキレや音程、安定感が素晴らしい。録音が近接で生々しく良い感じなのだが、残念なことに残響が被って色が付いてしまっている。非常に惜しい。比較的落ち着いたテンポで、激しく慟哭することもなく、かといって能面になることもなく、丁寧に丁寧に音楽は進んでいく。


・・・しかし、どこか彼女の表情が見えてこないというか、主張が感じられないというか、なんとなくもどかしさが募る。


20年前は、オーソドックスな解釈ながら圧倒的なテクニックで彫の細やかなバッハの造形美を克明に感じさせていた。今回は同じ路線ながら、どうも心が震えない。躍動感がわずかに少なめというか、なんというか・・・。ソニー盤と続けて聴くとテクニックの衰えは感じないものの、愉悦感に欠ける感じがある。

どこかで与太話を書いたが、私の好きなバッハ演奏は、「真摯に祈りを捧げている人間的な演奏」と「信仰の対象そのもののような格調高い演奏」の2つあるのだけれど(例えば前者は久保巧のEXTONから出たバッハ無伴奏であり、後者はオピッツのブゾーニ編シャコンヌなど)、そのどちらでもない。ソナタ2番のフーガなど、弦楽器を一度でも触って音を出そうとしたことのある人間なら誰でも痛感するであろう「人間技とは思えない音程・音色の素晴らしさ」なのだけれど、うーん。。

ハイレゾだとまた感じが違うのだろうか?ちなみに、残響のある録音は残念だが、音質のクオリティ的にはこのCDでも十分に不満のないレベルと言える(ソニー盤より良い)。ともかく、最近忙しくて疲れ気味なので、心が感動しなくなってるのかもしれない。もう少し聴き込みつつ、ハイレゾ盤や五嶋みどり盤などと比較ができたらと思う。ハイレゾならもっと彼女らしさが伝わってくるのかな?期待が大きすぎた分、少し残念な盤であった。
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