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第6回 浜松国際ピアノコンクール 2006 vol.1
2007-11-18-Sun  CATEGORY: 音盤紹介
また間が空いてしまいましたが、昨年度行われた第6回浜松国際ピアノコンクール2006の実況録音CDをご紹介。今回の浜コンは演奏の様子が全てストリーミング配信されるという素晴らしい試みがあったので、大体の演奏は観ていて予想済みなのですが、コンクールの独特の緊張感が好きな自分としてはやはり手を出してしまいました。まずは1枚目から。
 


hama.jpg


 
内容は優勝した若干18歳のアレクセイ・ゴルラッチによるベートーヴェンのコンチェルト第3番、ショパンのエチュードOp.10-12『革命』、シューマンの幻想小曲集より抜粋、リストの超絶から第10番、コンクール委託曲の徳山美奈子によるムジカ・ナラ~ピアノのために~、そして奨励賞を受賞したディナーラ・ナジャーフォヴァによるラフマニノフのエチュード音の絵Op.39より第6番、それとリストのハンガリー狂詩曲第2番、さらにモーツァルト賞を受賞したイム・ヒョソンによるモーツァルトのピアノソナタ第17番となっています。


まず第1位となったゴルラッチのベートーヴェンの3番。これはベトコンの中でも個人的に好きな曲ということもあって、期待しておりました。まず録音がいい。今までの浜コンや他のコンクールと比べると、音は明晰だし、多少の潤いと適度な残響が感じられます。演奏ですが、かなりロマンティック。そのせいか急速部分も多少安全運転したような気がしないでもないのですが、まあ水準程度でしょう。歌にセンスを感じる辺りは流石。ミスも少々ありましたが、優勝するに値する演奏と言えます。個人的にベートーヴェンはリズムの推進力と躍動感が大事だと思うので、その意味ではちょっと好みと違ったかな。それと、以前にも書きましたが、この曲はフェルナーのデビュー盤が好きです。ショパンの革命は、テンポはそれほど速くありませんが音楽的かつメリハリの利いた演奏。シューマンの幻想小曲集からの抜粋は彼らしい叙情性が表れており、特に聴き応えがあります。好演と言えるでしょう。リストの超絶第10番も、勢いはあるのですが、それだけで押し切っている感があり個人的にはいまひとつ。ただ、リストの超絶でこれだけ繊細な語り口を聴けるのはなかなか無いかも。委託曲はコテコテの現代曲ではなく、メロディと拍子感があって面白い曲(というか、わかりやすい曲)。演奏も十二分に叙情的で品があって気に入りました。


続いて奨励賞となったナジャーフォヴァの演奏。映像を見る限りでは結構な実力者ではないかと思っていたのですが、期待を裏切らずバリバリ弾きまくります。ラフマニノフのエチュードも和音連打の畳みかけるスピードはなかなかのもの。この曲はアンスネスのラフ3に収録されているアンコール演奏も洗練されていて素晴らしかったですが、こちらはもっと暴力的というか豪快。リストの狂詩曲第2番はカデンツこそ無しで(コンクールだから?)ちょっとガッカリしたのですが、技巧は相当に達者でフリスカでの同音連打での粒の揃いや、エンディングのPrestissimoでの両手オクターヴの迫力も凄まじい(最後の方でほんのちょっとテンポが遅れるが、ほとんど問題なし)。楽譜を見ながら聴いたのですが、乱暴に鍵盤を叩くことなく、それでいて解釈も忠実なもので感心しました。さすがコンクールに出すだけのことはあります(ミスもライヴにしては少なめ)。これで入賞出来なかったのだから、よほどの接戦だったのでしょうか。

最後のモーツァルトはあまり好きでない曲でしたが、トリルも丁寧で表情付けもよく、まあまあ気に入りました(感想があっさりし過ぎ?)。


以上、まず1枚目を聴いた感想ですが、ストリーミング配信を観た時に抱いた感想と同様に結構充実した内容になっていると思います。次回は2枚目について書きます。
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