FC2ブログ

The melody at night, with you

音楽好きの世迷い言

Poralis / 光と影 アナログEP

以前書いたが、私はポラリスが大好きだ。


メンバーは元フィッシュマンズの柏原譲(b)、元Lab LIFeのオオヤユウスケ(Vo.G)、そしてドラムはサックス奏者坂田明の息子、坂田学。2001年、ギターロック隆盛の日本の音楽シーンにあって、ハートビートなBPMでダブポップの柔らかな風を送りこんだ。そのデビューミニアルバムがウサギのジャケの『Polaris』である。

個人的な話題を語らせて頂く。2001年の12月、私は大塚にあるスタジオペンタでバンドのリハーサルをしていた。その時、待合室で流れていたのが前月に発売になったこのアルバムだった。そのフィッシュマンズライクなたゆたうビートと優しい歌声の素晴らしさに驚いた私は、すぐさまスタッフにアーティスト名を尋ねたのだった。収録曲はわずか4曲、しかもうち1曲目はSE的な打ち込み風インストだ。しかしながら、何かが始まりそうな予感が漂うSEを終え、始まる2曲目の「光と影」こそが、私の最も好きなポラリスの曲なのだ。前曲に引き続き、SE的な音響要素も備えつつピアニカの切ない調べに導かれ、DM7とAM7のアルペジオとストロークが繰り返されるシンプルな楽曲だが、フィッシュマンズそのもののベースと、心地良さ極まる確かな技術を感じさせるドラムに、心に淡く灯を点すようなヴォーカル。それこそ何百回聴いたか分からない。3曲目の「Slow Motion」はやはりギターのアルペジオのリフレインで始まるが、手数を増したドラムはねちっこいロールも織り交ぜ、より疾走感のあるキリリと引き締まった楽曲に仕上がっている。ラストの4曲目はなんとキンクリ「I Talk to The Wind(風に吹かれて)」のカバー。驚きの選曲だが、音の隙間とリズムの妙を楽しむアレンジになっており、見事なポラリス色に描いている。

そんな私の心のベストソングTop50に入るであろう「光と影」が、先月末に16年越しのアナログ化を果たし、12インチとして発売された。その時の私の嬉しい驚きをご理解頂けるだろうか。そしてまた、この曲がポラリスファンに愛されているとわかり、尚嬉しい。

IMG_20180109_222522-744x992.jpg
(実際はほぼ真っ白な味気ないジャケの小さいステッカー部分を写している)


IMG_20180111_210840-744x992.jpg
(ラベルも殺風景な白で、なんだか
手抜きプロモ盤みたいだ)



以前紹介した「深呼吸」アナログ7インチは非常に音が悪かったので、こちらは大丈夫かと不安だったのだが、こちらが期待した通りの音質になっており、安心した。彼らの楽曲はほんとうにアナログ向けである。


カップリングはフィッシュマンズ「SEASONS」のカバーでこちらも嬉しい。問題は2曲で2100円という価格だろうか。ともかく、ポラリス好きのアナログファンには是非ともオススメしたい。
スポンサーサイト




アナログレコード | コメント:0 | トラックバック:0 |
<<Goran Filipec のラフマニノフ&ムソルグスキー | ホーム | 最近聴いている音楽 vol.72〜Christpher・O'Reilly 『Second Grace:The Music of Nick Drake』>>

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

| ホーム |