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最近聴いている音楽 vol.56~カーロイのショパン・ソナタ第3番~
2017-06-17-Sat  CATEGORY: 雑多な話題
随分間が開いてしまった。音楽は相変わらず大量に聴いているのだが、最近どうも疲れ気味である。


久々の記事はショパンのソナタ第3番。ユリアン・フォン・カーロイ(1914~1993)による演奏である。これは巨匠(私が勝手に呼んでいる)ジュスマルダホスさんからオススメ頂いたものだ。


これが猛烈に素晴らしい演奏!!


私は古い時代のピアニストはそれほど好きではないが、カーロイの演奏はとにかく好みにピッタリである。ジュスマルダホスさんは私の好みをよくご存じで時折とんでもない掘り出し物を知らせて下さるのだが、これもドストライクだ。ビックリした。

基本的には流麗系のテクでサラサラと速めのテンポで弾き進めるが、歌のセンスが尋常でない。他のピアニストなら「立ち止まりすぎ」に感じてしまう技術的な制約からくると思しきアゴーギクも実に自然。第1楽章は「おっ」と思う箇所で快速に飛ばしたりしてて面白い。第2楽章も清流のごとき演奏だが、気品が漂う。貴婦人のストールが風に舞うようだ。第3楽章はなんと8分切りという速さだが前述の如く全く物足りなさを感じず、この楽章は速めに限ると思ってる私の主張に沿ったもの。終楽章は5:06で時折間が空くが、それでもテクは十分にキレている(勿論ミスや弾きこぼしがないわけではない)。そして何より、録音年は不明だが(NMLのため)、古さを感じさせるものの音質が極めて良い。やや腰高だが、輝くような音色が見事に吹き込まれている。流石はDG。これは◎は譲れない。CDかLPで聴いたら☆になるかもしれない。大変な演奏をオススメ頂いて、巨匠にはこの場で感謝申し上げます。

さて、あまりに素晴らしいので他の曲も聴いてみたが、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズも素晴らしすぎる。この時代の人ってこういうメジャーな曲が上手い印象があるが、それにしても素晴らしい。マイベストのロール・ファヴル=カーンとはまた違った気品と自然な勢いを感じさせる。それに加えてワルツやマズルカも歌いまくりなんだけど、バルボーザみたいな南米系にありがちな幾分強めの粘り気がない。要するに万人受けしそうな感じもある。これは素晴らしいピアニストだ。


サラッとしているのに語り口が絶妙。爽やかな後味の素晴らしいショパンだった。

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