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DREAM THEATER 『METROPOLIS PT.2:SCENES FROM A MEMORY』音源聴き比べ
2017-03-22-Wed  CATEGORY: 音源聴き比べ
ブログのアドレスでずっと気になっておられた方がいるかもしれないので10年目の告白をすると、私はドリームシアターが大好きである。



青春の何年かを、彼らに捧げたと言っても過言ではない。

picaso.jpeg

ジョン・ペトルーシは私のヒーローだった。スコアやヤングギターを買い揃え、来る日も来る日も彼のフレーズをコピーした(ジャズのセッションでもたまにペトルッチ的なトライアドフレーズを弾いてしまうことがある笑)。

dtscore.jpeg

彼らの作品の中で最も好きなアルバムがこの第6作目の「メトロポリス・パート2 シーンズ・フロム・ア・メモリー」である(勿論、I&MやAwakeも捨て難いが)。このアルバム発表後に来日した2000年5月の東京近郊の全4公演は全て観に行った。横浜ベイホールではスタンディングで暴れ回り、数メートル先のステージ上のペトルーシと目が合ったときは死んでもいいとさえ思った。私も若かった。

このアルバムについては多くの人が様々なところで書いているので、内容については割愛させて頂く。超絶技巧のジョーダン・ルーデスの加入でクラシカルなフレージングを増したアレンジが、コンセプト・アルバムとなった本作にはピッタリだと思う。ギターの話をすると、私の記憶が確かならこの頃ペトルーシのギターは、アイバニーズの自身のシグネチャーモデル「ピカソ」からミュージックマン(アーニーボール)の現行のモデルへと移行する過渡期にあったはずだ。このアルバムはピカソで録音されたと記憶しているが(ヤングギター10年分は就職したときに捨ててしまった)、ピカソギターはアイバニーズらしいソリッドで音抜けの良いサウンドに仕上がっている。この後はよりハイエンド??なミュージックマンに変わるので、ギターの中域が良く伸びて艶のある音色に変化するが、個人的にはやや音の身が詰まり過ぎに感じる(別に所有しているからピカソの肩を持っているわけではない笑)。


というわけで、音源聴き比べである。

今回は通常CD、SHM-CD、LPの3種類を聴き比べる。平日昼間に休みを取ると、ちょうど嫁と息子は幼稚園仲間とウルトラマンを観に新宿へ出かけるという奇跡のような半日があったので、遠慮なく大音量で聴き比べた。時間の都合で、(ほぼ)通して聴いたのはSHM-CDで、通常CDとLPは前半5曲後半3曲とさせて頂いた。アマゾンをはじめとするネット上では賛否両論、SHM-CDの音はスゴい、いや通常盤が最高だ、などと色々書かれているが、さて。


dtjack.jpeg



①通常CD
これを買ったのは某MKGJという塾でアルバイトをしていたときだ。発売日に買ってバイト後22時過ぎに帰り、疲れのあまり聴きながら途中で寝落ちしたのを覚えている。それ以来、何百回も聴いた。ともかく20世紀最後の年はこのアルバムとクラムボンの『まちわび まちさび』をひたすら聴いていた。音質だが、大音量で流すとあの時の思い出が鮮やかに蘇る。自分にとって聴き慣れた音で、安心して聴けるバランス。特に不満などあるわけもない。


②SHM-CD
メタルの世界にも、と言ってはなんだが、音質向上ムーヴメントの波はやってきた。このSHM盤は2009年、デビュー20周年記念SHM-CDコレクションでデジタル・リマスターということで発売された。ちなみに比較的発売から日が浅いにも関わらず、大人気2nd『Images and Words』のSHMはユニオンで5000円over、3rd『Awake』も3000円overという状況である。ちなみにこの『SFAM』のSHM盤はユニオンで1600円だった(いつか他盤の聴き比べも書きたい)。

聴いてみると、MAGMAの時のような明らかな違いは感じないものの、SHM-CDらしく、各パートの音の分離が明瞭でヌケの良いサウンドである。特にヴォーカルが前面に出てきているように感じられる。さらに音量を上げて3、4曲目のみ①と聴き比べると、①は密な空気感の中で音が渾然一体となって感じるのに対し、この②は分離した各楽器各パートの隣り合う音の狭間まで見て取れるような感じ(現代の録音のせいか、MAGMAの時のようなスカスカ感をSHM-CDに感じない)。音が非常にクリアで明瞭。しかし、通常CDと目の覚めるような違いがあるわけではない。少なくとも、私の愚耳ではそこまで聴き分けられるものではない。


③LP
数年前に池袋のユニオンで6000円弱ほどで入手。近年の再発盤ではなく、これは2011年のUSオリジナルでシリアルナンバーはNo.2309。結構後ろの方のプレスになる。状態はEXとあったが、まずまずか。

dtserial.jpeg


聴いてみると、例によってアナログらしく、耳馴染みが良いというか、耳に優しい。当然だが、CD2種と全く違う。ヴォーカルとギターが気持ち遠めで、音の輪郭がボヤケ気味、各パートがモチャっとしていると感じる人がいるかもしれない。レコードに聴き慣れていない人は「アレレ」と思うかも。しかし、聴き続けても疲れることがない。素晴らしいのはD面で、曲調がレコードの特性にマッチしているのか、ラブリエの歌がグッと胸に迫ってくる。終曲のペトルーシのギターの音も柔らかくて絶品である(ただし、C面ラストの『One Last Time』はさすがに内周ギリギリまで収録されているためノイズが酷くなってくる)。以上はレコード原理主義者の私の感想なので半分は聞き流して頂きたい。


レコードの後に再びSHM-CDを流すと、そのリアルさ、明瞭さ、ピッチの安定感に愕然とする。けれども、聴き続けてくると幾分高音部のシャリシャリ感が気になってくるというか、聴き疲れをする(通常CDではそこまで感じない。単に聴き慣れているからかもしれないが)。正直、一長一短で、いつものように点数化するほどの違いには感じられなかった。通勤のイヤホンでは通常CD、車ではSHM-CD、家で独りならLPと使い分けるかもしれない。



というわけで、玉虫色の結論で大変申し訳ないが「どちらかのCDを持っている人は改めて別種を買い直す必要は無い。ただし、レコード好きな方はD面のためだけにLPを買う価値有り」と書かせて頂きたい。他にも、別マスタリングや再発LPも出ているようなので、気が向いたら購入して追加予定。ともあれ、青春の1ページを紐解いた感があり、恥ずかしいやら懐かしいやら。


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