音楽好きの世迷い言
The melody at night, with you
スポンサーサイト
-----------  CATEGORY: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ページトップへ
最近聴いている音楽 vol.42〜スルタノフのショパン〜
2017-01-17-Tue  CATEGORY: 雑多な話題
もう閉店してしまったが、秋葉原の石丸楽器のクラシックコーナーは新譜販売店としては恐ろしく充実していた。


そこではスルタノフやマツーエフのSacrambow盤が常時販売されていたので「いつでも買える」という安心感があったのと、スルタノフには先入観があって購入を先送りしてきた。そのうちにサクランボウ盤は見かけなくなったが、その後オクタヴィアレコードが権利を買ってスルタノフの録音は2枚組になって無事再発されたようだ。


今回、ユニオンで見つけたそのSacrambow盤を聴いた(石丸楽器を思い出して切なくなった。尚、同じ演奏であるのでユニオン等では「伝説の日本ライヴ」と銘打たれた2枚組の方を買われますように)。概ね2年後のチャイコフスキー・コンクールでの演奏と(当然ではあるが)同じである。しかしながら、コンクールの緊張感とは違い、ショパンコンクールで最高位後の大人気の中での来日ライヴということもあり、程よいリラックス感とサービス精神とが相まって、彼としては非常にバランスが取れた演奏となっているように思う。第1楽章がテンポ速めなのは私好みだし、第3楽章の歌い方など実に叙情的で素晴らしい。終楽章のタメやルバートなど、もったいぶった感じは勿論あるが、気合い入り過ぎのチャイコンほどでないし、何より弾き飛ばすような荒さがなく細部の完成度が高めなのが嬉しい(そのせいか終楽章はやや遅めの4分42秒)。よって、チャイコンを○に下げさせて頂いた(勿論これも悪くはないしいい演奏)。


私は1989年のクライバーン・コンクールでのショパンのソナタ第3番は所有していないが、kyushimaさんのレビューを見ると、新たに入手する必要はなさそうだ(笑)。ちなみに1995年のショパン・コンクールでのソナタはyoutubeで見ることができる。終楽章のみ視聴したが、なんと演奏タイムは5分17秒という、彼としては異例な遅さで、「スルタノフでもショパンコンクール仕様で演奏するのだなァ」と思ってしまった(あまり速く弾くと審査員の印象が悪いと考えたのだろう。アクの強さは変わらずテンポだけ遅いので個人的にはイマイチ)。同コンクールのCDは一度も見たことがないので相当なレア盤だと思うが(スルタノフの応援HPにもそう書いてある)、この動画を見る限りこの盤も探す必要はなさそうである。


合わせて、終楽章の切れ味の鋭さでタメを張るポゴレリチのFKM盤も聴き直した。時に柔らかく流麗な音運びと歌い方を聴かせるスルタノフに比して、ポゴレリチは時として聴き手を緊張感の渦に巻き込む突き放したような解釈を見せる。これは2番では成功していたが、曲想的に3番ではどうなのかという気もしてきた。以前評価を○に下げたが、それを改めて再確認した。今後はアリアCDさんに入会して、Lucky Ball盤を入手するかどうかが目下の検討事項である(笑)。


もう一つ、私が比較的近年のスタジオ録音を高く評価しているフリッターの2000年ショパンコンクールライヴを久しぶりに聴いた。新盤では勿体ぶった遅さが気になって☆は付かなかったが、聴き直してみるとこちらは「もっとテンポを上げてくれたら・・・」という欲求不満を解消する演奏である。具体的には8'39"/2'46"/8'48"/5'05"という演奏時間で(実際には1トラックにまとまっているので私が計算したため誤差はある)、極めて私好みであった。とにかく詩情に溢れ、コンクールの緊張感にも負けずにライヴならではの躍動感があって活き活きとしていて、これほどまでに隅から隅まで音楽的に充実している演奏も珍しい。初めてこれを聴いた時は技巧の物足りなさやミス、さらには咳払いなどのオーディエンスノイズが気になったのでを付けた覚えがあるのだが、この度評価をに大幅アップさせて頂いた。このような行為は私として汗顔の至りであるが、どうかお許し願いたい。このCD、当時15年ぶりにユンディ・リがショパコンを制覇して話題になったため、第2位の彼女のCDはあまり見かけないが、探される価値は十分にあると思う(maxellレーベルでレアだがユニオンでは1000円を切る価格で半年に1度程度見かけているので諦めてはいけない。尚、東京都の方なら文京区立図書館で借りることができる)。

スポンサーサイト
ページトップへ  トラックバック0 コメント2
コメント

管理者にだけ表示を許可する
 
管理人のみ閲覧できます
コメント | | 2017-01-17-Tue 22:10 [EDIT]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: タイトルなし
コメントA太 | URL | 2017-01-17-Tue 23:13 [EDIT]
どうもありがとうございます。
私は気付かなかったのですが、嫁が気付いて途中から録画を始め、我が家は大騒ぎになりました(笑)
この鉄道は素晴らしいですね。過去の録音のどれよりも遥かに秀逸です。
森下さんを集めたくなりましたが、しばらくユニオンに落ちてこなさそうですね。

嫁は福間さんのバラキエフの「イスラメイ」で興奮してました(イケメンだからか?!)。
「アンタ、この曲知ってる??」などとのたまう(笑)ベレゾフスキーのTeldec盤が一番だと言ってやりました。
(A&E盤は好録音レーベルで有名なはずなのにTel盤の素晴らしい録音と振り切った技巧にはかないません) 
トラックバック
TB*URL
<< 2017/10 >>
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -


余白 Copyright © 2005 The melody at night, with you. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。