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Wibi Soerjadiのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番
2016-12-29-Thu  CATEGORY: ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番聴き比べ
ウィビ・スルヤディ(ソエリャディ)というピアニスト、名前は知っていたのですがこの15年間縁がなく中古屋で見かけることがありませんでした。この度、運良く??ラフ3のCDを入手しました。。


昔、とあるホームページでインドルーツでソラブジ(Sorabji)少年?と呼ばれていた記憶があるのですが、wikiで調べてみると実際にはインドネシア系オランダ人でした。


この演奏がめっぽう面白い!


テクニックはあります。第1楽章は極めて中庸なテンポながら、独特の飛び跳ねるようなリズムとパラパラ乾いたチャーハンのようなタッチでユーモアとロマンたっぷりに弾き進めます。ともすれば「奇矯」の一言で片付けられるところが、彼の豊かな音楽性とセンスで非常に楽しめる演奏となっているのです。両手交差は川底に潜った子どもが足をバタ付かせるような、不釣り合いなまでに元気溌剌なコミカルさ。展開部も標準的なスピードながら、なかなかの迫力。カデンツァの前半部分は重低音を利かせるというよりは品良く味わい深い。後半の和音部分はちょっと苦笑してしまうような、コサックダンスのような??不可思議なリズム!やや和音が荒れて苦しそうです。再現部の後の緩徐部分はウットリとするような語り口。どことなく上品さが漂います(お坊ちゃんだけどユーモアのある学級委員長といった感じ)。

第2楽章、ここでふとオケがやたらと巧いのに気付きます。よく見るとロンドン・フィルでした。指揮はMiguel Gomez Martinezという人です。スルヤディの個性的なピアノを支えています。ロマンの聴かせどころがまた凄い。歌のセンスは実に正統的で、柔らかく甘美な旋律を歌い上げています。オケの素晴らしい伴奏とも相まって、全曲を通じてもこの楽章はハイライトと言えるかもしれません(手持ちの中でも上位の部類)。

第3楽章は標準的なテンポで健闘していますが、ちょっと苦しそう。出だしのところなどは音がはっきり出ていないところも。けれでもインテンポで快速を保ち、スポーティな爽快感があります。VivaceになってからのPoco a poco accelerの箇所、右手をオクターヴ上げて弾いてる気がします(両手が近付いて素早く連打するところなので嫌がったのかな)。


というわけで、この曲の正統的な演奏とはとても言い難いですが、かなり楽しめました。横山盤ほどではないものの、星3つ☆☆☆は十分に付けられます。普通の演奏に飽きたおマニアさんには尚更良いかもしれません。
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