音楽好きの世迷い言
The melody at night, with you
ボリス・ベクテレフのスクリャービン作品集
2007-08-08-Wed  CATEGORY: 音盤紹介
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また最近聴いたCDの感想を。ロシアのピアニスト、ボリス・ベクテレフのスクリアビン集です。曲は演奏会用アレグロ、4つの前奏曲、ピアノソナタ第2・8・9番、3つの小品ほかとなっております。彼は1996年から日本に在住して教鞭を取っているようです。


これが意外にいいです。教育者らしく、しっかりとした読みが感じられる演奏になっており、ソナタ2番の第1楽章は僕の理想であるデミジェンコ盤に近いものがあります。よりブリリアントな音色と、第2楽章でもう少しスピード感があれば80点というところでしょう。小品群が幾つかあって、曲に詳しくないため全然よくわからないのですが、これらも悪くないです。ソナタ8番はトリルが丁寧で、フォルテでの和音を汚く出さないのがいい。ただ、その分ダイナミックレンジが少々狭いかなという気もします。ソナタ9番はお気に入りであるメルニコフ盤ほどの研ぎ澄まされた雰囲気はありませんが、集中力高く最後まで弾ききっていてなかなかの好演(ちょっと同音連打が遅いのが気になりますが)。最晩年の5つの前奏曲も、面白く聴けました。


このスクリャービンはちょっと選曲が渋めなのですが、思ったより楽しめました。ベクテレフは他にメトネルの作品集なども出しているようです。


・・・どうでもいいことですが、CDのジャケットが怖すぎです。夢に出てきそうな凄い絵。
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