音楽好きの世迷い言
The melody at night, with you
最近聴いている音楽 vol.26〜デミジェンコの未CD化LP〜
2016-12-10-Sat  CATEGORY: 雑多な話題
90年代のデミジェンコは神がかっていた。


どの録音も捨て演なし、豪快な技巧と繊細な解釈で極めて質の高いアルバムを残してくれている。wikiの評を引いてみよう。


ともすれば骨太な響きと、たたき付けるような情熱的な演奏を繰り広げがちなロシア系ピアニストの中にあって、デミジェンコは速やかで軽やかな指さばきと、えもいわれぬ弱音の美しさが特徴的であり、時にはルバートや表情づけの多用によって、ややナルシシスティックな一面を浮かべることがある。スクリャービンやメトネル、リストの演奏で見せるように、しばしば作品の解釈も大胆である。


どなたか書いたかわからないが、彼の録音をいくつか聴いた方なら頷けるレビューだと思う。昨日はそんなデミジェンコの未CD化LPを(iPodに取り込んだものを)聴いていた。最も価値がある(演奏の質が高い)のは、以前リストの項で紹介したものだが、メロディアに残された未CD化と思われるLPはまだ複数存在する。


・クレメンティのピアノソナタ集
・シューマンのピアノソナタ第3番
・ウェーバーのピアノ協奏曲第2番


これらはハイペリオンでも再度録音されているものがほとんどである。ここで誤報?をお詫びしたい。上に載せた以前の記事で、「ウェーバーのコンツェルトシュトゥック」と書いたが、私が入手したのはピアノ協奏曲第2番のレコードであった。以前、ebayで見かけて買うかどうか迷っている間に売れてしまったのは、コンツェルトシュトゥックだと思っていたのだが・・・。ひょっとしたら、メロディアにまだ他の録音があるのかもしれない。


さて、昨日はハイペリオンから出したウェーバーのピアノ協奏曲集を聴いていた。kyushimaさんも書かれている通り、テクニックが全開でバリバリ突き進む推進力が素晴らしい。明るい曲想にピッタリマッチしている。それに対して、レコードでようやく(5年越し??)に入手した第2番のほうは、こちらも同様に巧いのだが、ハイペリオンのCDの方が音がクリアでオケも良い。シューマンのソナタ3番やクレメンティのソナタもそうだが、CDで持っておられる方は無理にLPを探される必要はないと思う(長いことシューマンが新宿ユニオンのクラ館に売れずに残っているが)。入手を急ぐべきは、最初に挙げたオムニバス集だ。最近はebayのみならずヤフオクでも頻繁に見かけるようになって買いやすくなった。是非ご一聴をオススメしたい(またお年玉にすればいい?)。


私が思う、「デミジェンコがNo.1」という演奏は、スクリャービンほかのCDデビュー盤に入っているソナタ第2番と詩曲「焔に向かって」Op.72、それにメトネルのピアノ協奏曲第2番だ。他に候補になりそうなのがLPのみのドン・ジョバンニか。実は彼のラフ3(海外?のエアチェック)も持っていて良い演奏なのだが、音が悪いのとカデンツァがoriginalなのが惜しい。これもお年玉の候補かな。




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