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The melody at night, with you

音楽好きの世迷い言

ニコライ・ペトロフのメロディア未CD化LP

ニコライ・ペトロフと言えば、恐ろしいまでの超絶技巧と豊かな音楽性を兼ね備えたピアニストとして、ファンの方も多いかと思います。

今回ご紹介するのは、ペトロフの未CD化LPの中でも特に珍しい1枚。かなり古い時代のメロディアのレコードです(録音年等詳しいことはロシア語で書いてあって、全くわかりません・・・)。


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収録曲はハイドンのソナタ第48番、シチェドリンのピアノソナタ第1番、バーバーのソナタ、バッハの主よ人の喜びよ、プロコフィエフの4つの練習曲Op.2より第3番という意欲的なプログラムです。

ハイドンは歯切れの良いタッチが心地良く、シチェドリンのソナタ第1番は恥ずかしながら初めて聴いたのですが、激烈な打鍵とペトロフらしい技巧のキレが印象的。終楽章の和音連打が凄まじい。ピアノが唸りを上げてます。バーバーのソナタは特に聴きたかったものの一つで、アムランやジャッドの演奏をこれまでは愛聴していたのですが、ペトロフはそれとは路線の違うロマン色の強い演奏です。前半の2楽章などは、アムランの精緻なタッチに慣れているので少し違和感も感じましたが、フーガの迫力は唯一無二のものです。バッハは激しい曲の合間に配置されたさながらオアシスで、これがホッとする愛らしい演奏。しかしそこはペトロフ、最後のプロコフィエフのエチュードではまた爆発してくれてます。入手したレコードの状態も(メロディアの古いものとしては)なかなか良く、録音も古いですがくり返しの鑑賞に耐えうるものです。


全体としては、個々の曲をどうこう言うよりも、1枚のアルバムとして非常にバランスの取れた面白いレコードだと思います。なかなか見かけないLPですが、ペトロフ・ファンの方は見つけ次第購入をお薦めします。
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

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