音楽好きの世迷い言
The melody at night, with you
最近聴いている音楽 vol.9〜The melody at night, with you〜
2016-11-20-Sun  CATEGORY: 雑多な話題
「クラシック系ブログなのに、タイトルはジャレットですか?」と言われたことがある。その通りである。



人生で2枚だけ、何の気無しにかけて涙が出たアルバムがあって、そのうちの1枚がキース・ジャレットのこのアルバムなのだ。別に失恋中でも落ち込んでいたわけでもなんでもなく、図書館から借りてきてふとCDコンポに載せてかけたら、1曲目の「I loves you , Porgey」で涙が出た。そんな状態で感動したので、本当に素晴らしい演奏なんだと思う。だからブログのタイトルにしたのだ。「ポーギー」はあまりに好きな曲なので、ジャレットの演奏のコピースコアを購入して自分で弾こうと思い立ったが、音の少なさに反して音楽的にキレイに弾くのが極めて難しい上に、採譜された楽譜の音が間違いまくってる(気がする)ので諦めた(ちなみに嫁に弾いてくれと頼んだが、カプースチンのコンサートエチュード同様、練習してくれている気配は無い。現在楽譜は棚の肥やしとなっている)。


人が歌った曲ならともかく、声のない、歌のないピアノ曲でなぜこんなにも感動したのだろうと今でもたまに考える。


ちなみに涙したもう1枚はどこかで書いたがトム・ヨークの『Creep』の弾き語りだ。発売されている方でなく海賊盤の方が生々しくてオススメである。元曲のクリープは嫌いだったのだが、そういったものを超越したほとばしるような感情の爆発がこのアコースティック・ヴァージョンにはある。


さて、私は「音楽性が豊か」「歌のセンスがある」「叙情性が抜群」と書くときに、客観的な基準のない観点で感想を書いていることにいつも気がとがめる。自分にとって、「音楽性がある」演奏の代表例はなんだろうと思い、クラシックに限定してライブラリを漁ってみた。


・グールドのブラームス/バラード&間奏曲集のOp.117-1
 
・オールソンのショパン/ポロネーズ集旧盤の幻想ポロネーズ

・ファヴル=カーンのショパン集のアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ

・ディナースタインのベルリン・コンサート丸々全部

・バルボーザのショパン/ワルツ集とマズルカ集

・ロマノフスキのバッハ=ブゾーニ/コラール「来たれ、異教徒の救い主よ」

・ルービンシュタインのショパン/ピアノソナタ第2番の葬送行進曲

・アチューカロのスクリャービン/左手のためのノクターン



緩徐曲でなく、テクニックも目立つ曲では、


・タラソフのA&E集全部

・アンスネスのグリーグ/ピアノソナタ

・ホロヴィッツのスクリャービン/エチュードOp.8-12

・ポゴレリチのショパン/ピアノソナタ第2番

・グールドのプロコフィエフ/ピアノソナタ第7番

・ロルティのショパン/エチュード

・松本和将のリスト/ダンテソナタ

・ヴェデルニコフのベートーヴェン/月光ソナタ

・ボレットのバッハ=ブゾーニ/シャコンヌ

・グレイルザンマーのラモー/6つのガヴォット

・ババヤンのメンデルスゾーン/無言歌集

・シュフのラヴェル/夜のガスパール

・バルトのシューマン/交響的練習曲

・鈴木弘尚のシューマン/交響的練習曲

・スターンのバッハ=ルッツ/シャコンヌ

・メルニコフのショスタコーヴィチ/前奏曲とフーガ


というところ(パッと目についたものだけを挙げたので、勿論もっとたくさんある)。これらはどれを聴いてもどなたも「音楽センスがある」と思ってもらえる(?)盤ではないかと思う。ロルティは他にもダンテソナタやペトリューシュカ、夜のガスパールもスゴいし、グールドは基本的に歌のセンスが素晴らしい。


この中で是非1枚聴いて欲しいものを挙げるとするなら、シモーヌ・ディナースタインの「ベルリン・コンサート」だろうか。バッハ、(バッハ主題の)現代曲、ベートーヴェンという選曲も良く、ここでの彼女の演奏は心が洗われるような新鮮な感動に満ちている。


・・・なんでこんなこと書いてるかと言うと、リストのパガ超→超絶つながり&ソラブジ聴いて耳をならさねば→ウレーンのソラブジ100の超絶→耳が疲れたので耳直しに・・・という流れである。ソラブジ4時間の道は果てしなく険しい。。


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