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The melody at night, with you

音楽好きの世迷い言

コンスタンティン・シチェルバコフのラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番SACD聴き直し

音質でいかに演奏の印象が変わるかという反省の意味をこめて、聴き直し行脚に出ております。ラフ3番で思い出したのはScherbakovのSACDを持っていたこと。かなり前に通常のCDレイヤーでの感想を書いていましたが、SACDプレーヤーを入手して以来久しく棚に埋もれて聴いていなかったので発掘してきました。

Konstantin Scherbakov/Dmitry Yablonsky/Russian State Symphony Orchestra/2002/original
sche


こ これも素晴らしい。。。


・・・最近クライバーンの古いアナログ盤を聴き込んだりしてたので、現代の好録音なクラシックにはあまり触れてなかったのですが、これは驚き。。。以前聴いた時は、とにかくダイナミクスの幅が大きすぎ、録音もボワァーと膨らみがちでピアノの音色を楽しめるような演奏ではなかったと記憶しているのですが、次元の違うリアリティが付加されることで、全く演奏の印象が異なってきました。

残響多めでホールエコーが膨らんでいるため、ナクソスとは言えあまり録音のセンス(失礼)はよろしくないのかもしれませんが、CDではモゴモゴとダンゴに聴こえてたピアノの和音が、SACDではカッチリと硬めの輪郭のしっかりとした音色によってきらびやかなものに変貌を遂げています。速めのテンポの第1楽章、originalでキビキビと勢いのあるカデンツァ、テクニシャンにありがちなアムランと同路線の歌いベタ(失礼)かと思っていたシチェルバコフながらうっとりと聴き惚れる第2楽章、スピードはそれほどでもないものの精密な第3楽章など、掛け値なしに高い完成度です。しかし残念「リアリティのある音」を楽しむことはできますが、そのせいかオケのイマイチさが特に第3楽章で目立ちますし、やはりボワンと締まりのないホールエコーは気になります。余談ですが、協奏曲の第2番の方も、シチェルバコフの細かいフレーズでの名技が光ります。ただし、第2楽章は歌が少し野暮ったいかな。

というわけで、評価は☆☆から☆☆☆へ、1つupです。
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