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弘中孝の平尾貴四男・ピアノソナタ〜現代日本の音楽〜
2015-09-08-Tue  CATEGORY: 音盤紹介
本日はちょっとマニアックなレコードをご紹介。弘中孝氏による平尾貴四男のピアノソナタです。


野島


このレコードは「現代日本の音楽」全集として、企画・制作・演奏のすべてについて東京音楽大学の教授・講師陣が協力し、10枚のレコードとして東芝EMIが製造したとのことです。非売品とのことで激レアのはずですが、ヤフオクで10枚1セット1000円で今も売れずに残っているようです。今回ご紹介するのはその第1集のピアノ曲集で、平尾貴四男のソナタの他に滝廉太郎、山田耕筰、伊福部昭、尾高尚忠のピアノ曲が収められています。平尾貴四男のピアノソナタについては、このブログを書き始めの頃に作曲者の娘である平尾はるなの演奏の紹介をしていました。それ以来の音源紹介となります。録音したピアニストは弘中孝氏(ちなみに現在東京音大の教授だそうです。奥様はヴァイオリニストの久保陽子氏)で、彼は第1回ヴァン・クライバーンコンクールで入賞しています。そんなテクニシャン??が私のお気に入りのソナタを弾いていたというのですから、これは掘り出し物だと期待して聴きました。


第1楽章から、聴き込んだ平尾盤と違い、明らかに指回りが秀逸。反復する「和」を感じさせるアルペジオは明晰で、どことなくラヴェルの「水の戯れ」的な雰囲気の中、勢いよく弾き進められていきます。安定かつカッチリとしたタッチは、平尾盤では感じなかったピアニスティックな演奏効果も感じられるほどで、演奏者によってこれほどまでに曲の姿が変わるのかとの思いを新たにしました。第2楽章は優秀録音だった平尾盤のような繊細で叙情的な美しさは薄めですが、曲の良さは表出されています。で、第3楽章。


収録されてませんでした


「・・・収録関係上」カットされたのでした。・・・もうね、どうしてこういうことを平気でするのでしょうか?作曲者への冒涜ではないでしょうか?コンクールの録音でもたまに楽章の抜粋がありますが、ああいうのが私は許せないのです。加えてこれは現代日本の音楽「全集」と銘打っているわけですから、曲を完全な形で録音に残すべきではないでしょうか。演奏がなかなか良いだけに、非常に残念です。CD化されていないかと探しましたが、どうやらされていない模様。キングレコードから同名で出ている「現代日本の音楽」シリーズとは全然関係ないようです(そりゃそうです)。


そんなわけで、お気に入りの曲でまさかの寸止めをされて枕を濡らしたのでした。救いようのないエントリーでスミマセン。どうにもガッカリだったもので。
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