音楽好きの世迷い言
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山下 和仁 / 風色ベクトル~吉松 隆ギター作品集
2014-06-24-Tue  CATEGORY: 廃盤再発推進委員会
久々の廃盤再発願いは私が人類史上最高のテクニシャンだと勝手に思っているクラシックギタリスト、山下和仁による吉松隆ギター作品集「風色ベクトル」です。


風色ベクトル


山下和仁はその驚異的なテクニックによってギターの新たな地平を切り開いたにも関わらず、なぜか廃盤が多く、その上CD化されていない盤もある状況が続いており、ヤフオクやディスクユニオン等でも相当の高値が付いてます。実際、つい先日もベートーヴェンのコンチェルトをギター版に編曲したものが8000円overで売れました(ちなみに私は以前13500円ほどで入手したので、かなり悔しかったですが。全くの余談ながら、CD初期に出たこの盤はCDよりもレコードの方が音質が良いと思います。私は大枚はたいて結局安く手に入れたレコードをwav化して聴いてます)。


ディスコグラフィーについては、素晴らしいサイトであるこちらを参照して下さい。廃盤で特に有名かつ評価の高いものは、やはりベートーヴェンのギター協奏曲、ドヴォルザークの新世界、そしてこの吉松隆作品集ということになると思います。


この作品を一言で表現するなら、ピアノ作品集「プレアデス舞曲」のギター版といった感じでしょうか(本人もライナーでそのように述べている曲があります)。田部京子氏によるピアノ演奏がお好きな方には大変オススメできます。

それぞれの曲について、ライナーに吉松自身の解説があるのでそれを載せておきます(1曲ずつ書いていくのは大変なので…)。

yama1.jpg

yama2.jpg


どの曲も、ギターの響きを最大限に生かした美しくも切ない旋律のオンパレード(ギターソナタではナチュラルハーモニクスが頻出するのがやや鼻につきますが)。特に風色ベクトル、水色スカラーは田部さんのピアノ演奏を思い起こさせる夏にピッタリな佳曲です。個人的には、先に挙げた廃盤群の中ではベトコンや新世界よりも山下の優しく繊細なギターにたっぷり浸れるこの作品がいちばん好きです。

山下ファンで吉松隆のプレアデス舞曲集やピアノ協奏曲「メモ・フローラ」、ギター協奏曲「天馬効果」が好きな方には、何よりもオススメできるこの盤を、是非とも再発して欲しいと思います。
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