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The melody at night, with you

音楽好きの世迷い言

Vesselin Stanev / Franz Liszt

Vesselin Stanevという知らないピアニストが、リストの私の好きな曲中心に録音を出していたので買ってみた。

リサイズ済み写真 - 1 (4)

曲はノルマの回想、ダンテソナタ、メフィストワルツ1番、ドン・ファン幻想曲という、コッテリ具合である。2014年の録音のようだ。ネットのHMVで見かけて、演奏時間等をよく確認せずに買ったのだが、これだけ好きな曲があればまあ買っても損はなかろう。

・・・しかし、届いて裏ジャケを見てみれば、収録時間が18:36、17:12、11:53、18:33で、トータル66分。道理で4曲しかないわけだ(もう1曲入っただろうに)。ということで、どの曲も遅すぎが予想され、「コリャダメだろうな」という先入観で聴いた。

ノルマはとにかく遅い。剛腕フィリペツの印象がまだ強いため、テクでは比較にならない。「戦争だ!」のところも蚊が止まりそうな勢いのなさ。ダンテは録音が良く(SACDハイブリッド)、例のオクターヴ上昇もまずまずなので、それほど印象は悪くない。メフィスト1番は爽快感とは程遠い演奏で、跳躍部分やその前の大きなアルペジオも幼稚園児が駆けている感じ。ドンファンも明らかにテク不足で、どこを取っても不満が残る。全体的に「リストらしいピアニスティックな迫力」に欠けている。

というわけで、録音の良さ以外に聴くべきところがなかった。ソニー/RCAというメジャーレーベルを信じてしまって、失敗。
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