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最近聴いている音楽 vol.51〜ブニアティシヴィリとクリッヒェル〜
2017-02-18-Sat  CATEGORY: 雑多な話題
忙しくて間が空いてしまった。



何故忙しいのか、4月以降に書こうと思う。まあヒマそうに見える私だがたまには忙しくなるのだ。


さて、通勤中にやっつけた2枚を。カティア・ブニアティシヴィリの『カレイドスコープ』(展覧会の絵とラ・ヴァルス、ペトリューシュカ)と、アレクサンダー・クリッヒェルのラフマニノフのコンチェルト2番。さらっと書いてしまう。


何度か書いているように、私はムソルグスキーの『展覧会の絵』が苦手である。大体、あの旋律でなぜタイトルが「展覧会の絵」なのか?私的には雄大な山々を眺めてるような感じだ(観ていた絵が山の絵だったのかもしれないが)。上手く説明できないが、嫌いとまではいかないけれど好んで聴くことはない。おまけに、kyushimaさんに(ペトリューシュカも)「△」評価を付けられている。だから今回も買おうかどうか迷ったのが安かったので聴いてみた。


最初に聴いた時は「意外にいいかも」と思った。苦手な曲なので、彼女のもはや隠しきれないオテンバ感が予想外の面白さを生んでいると感じたのだ。しかし、2回目には「やはり気ままにすぎる」と思った。部分部分は面白くても、全体のつながりというかなんというか変な感じで、おまけに技のキレも?苦手曲だから他盤との比較もする気はないのだが・・・少なくてもティエンポ盤とはかなりの完成度の差がある気がする。

ラ・ヴァルスは予想通りvirtuosity溢れる演奏で、音の五月雨という感じ。ライバル?のユジャ・ワンよりかなりテンポが速いのだが、曲に合っているのかどうか(この曲は私の好きなババヤンも演奏を残しているので久々に聴き直してみよう)。

最後のペトリューシュカからの3楽章、これは最初に聴いた時からイカンなぁとわかった。第1楽章は予想外の内声の強調や、急加減速がまだ面白いのだが、終楽章はあまりにも恣意的すぎるというか、コロコロと変わるテンポに付いて行けない。アルゲリッチはこの曲の録音を残していない(と思う)が、彼女が演奏したらこんな感じだろう。細身の女性が力任せにエキスパンダーをグイグイ引っ張ってるようなテンポ感だ。というわけで、ラ・ヴァルスはなかなかだったものの、メインの2曲はkyushimaさんの評価通りである。


続いてKrichelのラフ2。これも1回聴いて「もういいかな」と思ったが、頑張って2周した(率直に言えば、そのような評価だ)。とにかくテンポが遅い。じっくりと歌っているのだが、いわゆる勿体ぶったロシア流ではなく、いかにも生真面目なドイツ人が歌っていますという感じで、しゃくり上げたり慟哭したりというのがない。全体的にノッペリとテンポが遅い感じ。それに加えて録音がよくない。ピアノが遠く、モヤッとしていて「ホールの客席で聴いている」かのようなタイプの音質である。音像もボヤけてヌケが悪い。第2楽章など、ピアノの陰が薄過ぎてまるで「ピアノ入りシンフォニー」のようだ。急速部分のメカニックも(解釈かもしれないが)物足りない。あまりにガッカリして耳直しにツィメルマンの2番の演奏を聴いて上書きした(が、これも昔聴いたほどの感銘は受けなかった。歳を取ると変わるのだなぁ・・・それでもやはり良い演奏だけど)。


他に楽興の時の6曲。第2番のアレグロは以前書いたようにアムラン、ヴォロドス、ルガンスキー、ギンジンらテクニシャンが録音を残して私がピアニストのメカニック能力のベンチマークとしている曲だが、想像よりかなりいい。彼らトップ層よりは1.5段階ほど落ちるがそれでも相当巧い。他のリリカルな曲はようやく彼の本領発揮と言う感じで、やはり繊細で音の響かせ方に良いモノを感じる彼はコンチェルト向きではないのかもしれない(彼の既発のショパンのコンチェルトに手を出さなくてよかったかも??)。最後の自作だという「子守唄」は、辻井君のデビュー盤に収録されている絶句する名曲よりは出来がいい・・・という程度(演奏はとてもいい)。響きが現代の映画音楽的なところがあって、やはり作曲は誰でも出来るわけではないなと感じた次第。


というわけで、私と同じ嗜好をお持ちの方は、この2枚はスルーされるのが良いと思う。


それと前回、大事なことを書き忘れたが、図書館でCDを借りる際は東京の図書館横断検索カーリルローカルを利用されると良いと思う(前回の記事にも追記しておこう)。バルボーザのレア盤やその他の廃盤を探しに東京を小旅行するのも面白い。

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