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Youtube すげえ~その2
2010-01-14-Thu  CATEGORY: 雑多な話題
シリーズでお伝えしていますyoutubeお宝動画紹介。2回目の今日はほとんど知られていない若手ピアニストの驚愕の演奏と往年の大ピアニストの名演をご紹介します。



1.アレクサンダー・ヤコフレフのプロコフィエフ・ピアノ協奏曲第3番


色々とyoutubeを飛び回っていて発見した録音。動画はなく、音源だけになります。ちなみに前回ご紹介したツィメルマンの悲愴の動画をupしたユーザーのもので、この方は極めて質の高い演奏を数々アップロードしており、どれも一見の価値ありです。


さて、このピアニストはとにかくピアノの音色が特徴的。鋼鉄の指でガラスの鍵盤を叩き割るようなバキバキとした硬めの音色は、今まで聴いてきたどのピアニストのタッチよりも激しい印象を残します。ホロヴィッツのスケルトンのような重低音とはまた違った魅力と言えるでしょう(勿論、肌に合わない方もいると思いますが)。3楽章での急速音型などはオケを打ち負かさんばかりの物凄い音量。他にもベートーヴェンのコンチェルトが動画として見られますが、こちらでもその音色は変わりません。古典派でここまでやるかと言うのが正直なところですが…(笑)でも面白いです。


http://www.youtube.com/watch?v=zDiKP5sRo_w&feature=related


このヤコフレフ、ネットで検索してもあまり情報が載っておらず、近年行われたピアノ・コンクールで第2位に輝いたことぐらいしかわかりません(予断ですが1位はあのセルゲイ・タラソフ。活動を再開してまたコンクール荒しを始めたのでしょうか)。皆さんの情報をお待ちしております。



2.リストのスケルツォとマーチの名演2種


続いて、札付きの難曲で知られるリストのスケルツォとマーチをご紹介。まずは日本の浜松国際ピアノコンクールにも出場歴のあるアレクサンドル・ピロジェンコの素晴らしい演奏です(ホロヴィッツ編曲)。本人のホームページからmp3ファイルをダウンロードすることができます。尚、この情報はいつも楽しく拝見させて頂いているkyushimaさんのサイトから知りました。


http://pirojenko.narod.ru/


孤高の名盤であるデミジェンコ盤が大人しく感じてしまうほどの爆演。ロシアの爆演系テクニシャンというとレオニード・クズミンを思い出しますが、軽やかな指回りでホロヴィッツ編を弾くところや、ところどころフッとした崩しが見られるのもクズミン風だと思います。ほかにも聴き所満載の音源が目白押しの要注目ピアニストですので、ぜひ多くの音源を聴いてみて下さい(プロコのピアコン3番もあるのですが、残念ながら音質が悪いです)。


2種類目はyoutubeで見かけたさらに壮絶な演奏です。Danny Evansというこのピアニスト、ネットで検索しても全然情報が出てきません。おそらくイギリス辺りで活躍している人なのではないかと思うのですが、とにかく凄まじくピアノが鳴っています。音質が最悪でプチノイズが常に乗っており、その上コンサートライヴのせいか風呂場のような残響が鬱陶しいので紹介しようかどうか迷ったのですが、演奏があまりにも凄まじいので載せることにします。


http://www.youtube.com/watch?v=wCnuQRzqqP4


ご覧の通り、重苦しい足取りの主題の後はひたすらピアノが猛烈なうなりを上げて吼えまくる驚愕の演奏です。どこまでもインテンポで執拗に左手の重低音を効かせながら爆進するさまには恐怖すら覚えます。引き締まったシリアスなピアニズムでのガッチリとした重厚感のある演奏は、ピロジェンコとはまた違った良さがあります(多少重苦し過ぎる感もありますが)。しかもライヴなのにミスらしいミスがほとんどありません。


というわけで、上記2人の演奏は爆演系ピアニストの大熱演と呼べると思います。ただし、どちらもhyperionのデミジェンコ盤のような風格と格調高さを備えてはいないので(これだからリストは難しい)、完成度の高いこの3種類を聴き比べてみるのも面白いでしょう。




3. Wen-Yu Shenのリスト/ドン・ジョバンニ幻想曲


シェンは2003年のエリーザベト・コンクールでエッカードシュタインに続いて2位に入ったものの、浜コンやショパコンでは本選に進めなかったりとその技巧一辺倒のピアニズムゆえなかなか評価の分かれるピアニストだと思います。彼のサイボーグのような演奏が結構好きで、前述のエリーザベト・ライヴのラフ3などは面白く聴きました(ラフ3は100種類以上持っていますが、良いかどうかは別としてライヴであそこまでミスのない演奏はほとんど他にありません)。


こちらにご紹介するのは前回の浜コン時のリストのドン・ジョバンニ。この時ストリーミングにて期間限定配信され、是非音源として欲しいと思っていた演奏です。音楽性に疑問符は付きますが、小柄な体躯からくり出される圧倒的な技巧の迫力には感服するしかありません。


http://www.youtube.com/watch?v=HmX3MccSot4


ドン・ジョバンニは名手の素晴らしい録音が多いのですが、その中でもこの演奏は価値を持っていると思います。個人的にはデミジェンコ(LPのみ)、クズミン、ペトロフ、アムラン新旧の演奏が好きです。



4.ホロヴィッツのホワイトハウス・ライヴでのショパン・ピアノソナタ第2番


ホロヴィッツはCBSからこのソナタの演奏を出していますが、正直推進力に欠ける演奏であまり魅力的ではありませんでした。しかし、このホワイトハウスでのコンサートをTV録画したと思われるこの演奏は彼らしい重低音と勢いがあって素晴らしいと思います。御前演奏ということで、特に気合を入れて弾いたのでしょうか。


http://www.youtube.com/watch?v=OYG-Q-TlC8E


第1楽章での跳躍部分で軽いタッチになってしまうところや、スケルツォでもう少しスピード感が欲しい箇所も多々あるものの、全体的にホロヴィッツらしいカンタービレが聴いていてファンの方なら楽しめるのではないでしょうか。この演奏は発売されていないように思うのですが、ご存知の方はぜひ教えて下さい。


5.ミケランジェリのバッハ=ブゾーニ・シャコンヌ


ミケランジェリのシャコンヌはEMIから録音が出ていますが、素晴らしい演奏にも関わらず音質が酷く(48年録音)、繰り返しの鑑賞に耐えうるものではありませんでした。この演奏は動画がなく、音源のみなのでミケランジェリという確証はありませんが、解釈や雰囲気が似ているのでおそらく彼だと思います。ただ、EMI盤では第1部終盤でossia(アルペジオにせず、劇的な和音でその後の下降音型に入るヤツ)を弾いているのに対し、この演奏では弾いていないのが気になります。


http://www.youtube.com/watch?v=TnoSeI3APSg


とにかく音質が良いです。EMI盤とは比較にならない鮮明な音でピアノのタッチを楽しむことができます。演奏も素晴らしく、手持ちの盤の中ではオピッツ盤の遥かな高みにはわずかに及ばないものの、レーゼル、ビディーニ、E・スターン盤などと並んで巣晴らしい演奏のひとつと言えます(もしかしたら、この録音はどこかのレーベルからこの演奏が出てるのかもしません。ぜひご教示下さい)。



6.ファビオ・ビディーニのシャコンヌ


シャコンヌ続きになりますが、こちらも凄い演奏。イタリア出身で「ミケランジェリの再来」と呼ばれたこともあるらしい?ピアニストです。


http://www.youtube.com/watch?v=SbHtzCw1-H4&feature=PlayList&p=3BDA14666F536F4C&playnext=1&playnext_from=PL&index=40


熱い。熱いです。指回りも申し分ありません。ところどころ轟音を轟かせるところはワイセンベルクのようです。ちなみに、この演奏に感動して彼のCDを幾つか入手してみたのですが、その感想はまたいずれ書きます。




2回に渡ってyoutubeの興味深い動画を紹介してみました。今後ともちょくちょくとyoutubeで検索をかけてチェックしてみようと思います。皆さんも素晴らしい動画を見つけたらぜひ私に教えて下さい。



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