音楽好きの世迷い言
The melody at night, with you
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最近聴いている音楽 Vol.68~ペレーニ&コチシュのブラームス/チェロソナタ~のLP
2017-09-04-Mon  CATEGORY: 雑多な話題
ラフ3で記録的演奏時間を残しているコチシュが昨年亡くなって、追悼の意味を込めて探していたレコードを捕獲。ブラームスのチェロソナタのレコードである。これは更新が止まって久しい有名サイト斉諧生音盤志さんのペレーニの頁で「CDよりレコードが良い」と書かれていたので、長いこと音盤良好のものを探していたのだ。そんなに高くはなく、2000~3000円でユニオンで何枚も売られていたが今回満足行く盤をようやくget。





果たして演奏は素晴らしい。しかーし私の好きな残響少な目のフンガロトンの録音にあって、コチシュが気合い入れすぎなのかそれともピアノにマイクが近いのか、やたらとピアノがチェロにかぶる。しかもかなりガンガン弾いているので癪に障る箇所が幾つかある。ペレーニの「塩辛い」シブーい音色がそれほど楽しめず、残念である。レコードでこの状況ということは、CDは推して知るべしというところか(わざわざCDで買い直すことはないだろう)。


それにしてもペレーニは素晴らしいチェリストだ。15年近く前に斉諧生さんのサイトで知って以来、バッハの無伴奏やチェロソナタなどのレコード・CDを買い集めたが(そう言えばまだ音源聴き比べを書いていない)、気分を選ばずいつでも感動させてくれる稀有な演奏家だと思う。もう高齢だが、一度リサイタルに行ってみたいものだ。


今朝はスティーリー・ダンのウォルター・ベッカーが亡くなったというメールがいしうらさんから来た。プリンスが亡くなった時同様にもう全然仕事のやる気が出なくて(元々ないが)、どうしようもない。。書き溜めていた記事にこの心の叫びを付け加えてリリースした次第である。そのうちきっといしうらさんが素晴らしい追悼記事を書いてくださることだろう。合掌。
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最近聴いている音楽 Vol.67~Igor Tchetuevの『ロマンティック・エチュード』~
2017-09-04-Mon  CATEGORY: 雑多な話題
最近はもっぱらジャズばかり聴いているのでクラシックを聴く割合が少なくなったが、もちろんレコード屋にはちゃんと通っている。長年スルーし続けた盤が安くなってきたので捕獲。

イーゴリ・チェトゥーエフ『ロマンティック・エチュード』

これはTritonから2度発売されており、私が買ったのは2回目の再発盤のほう。曲はシューマンの交響的練習曲、リストの超絶技巧練習曲より第11番夕べの調べ、第5番鬼火、第12番雪あらし、第10番、ショパンの12の練習曲op.10より第7番、第8番、第10番、第11番、スクリャービンの練習曲op.2-1、op.8-2、op.8-9という、腕に自信を感じる選曲だ。そもそもこれを買おうと思ったのが、鬼火の演奏時間「3:34」というなかなかの速さなので、ひょっとしたらイケるかな?と考えたのだ。1998年のルービンシュタイン国際で優勝したというから、音楽性の点でも??期待できる。


まずシューマン。最近夜中ジョギングする時にバルトのシンフォニック・エチュードの名演を(なぜか)聴いているので厳しい耳になっているはずだが、悪くない。というか、良いかも。録音が贅肉のついた残響多めの苦手な音質なものの、それでも音の響きに神経を使って弾いている感じ。何より、「ロマンティック」と謳うだけあって、歌心もある。遺作は2、4、5の変奏で、2、4では歌のセンスが光る(しかし私は4と5を繋げた演奏は緩徐曲が続いて好きでないのだが、残念ながらそのように弾いている)。肝心の技巧もⅩがややモタるがⅥ、Ⅸがまずまずのキレで、及第点。少々残念なのがフィナーレで、出だしがちょっと遅めの演奏で、ハツラツ感に欠ける。この盤はkyushimaさんのページにも未記入盤として記載があるが、なにも言及されていないのでそれほど高くは評価されていないのだろう。私としては結構気に入った。路線としてはバルト、鈴木系統の演奏だと思うので、この曲によく合っていると思う。

リストの超絶抜粋は、夕べの調べを最初に並べる時点で得意曲なのかなと思うが、予想通り歌が巧い。盛り上げ方も素晴らしい。最初の野暮ったさを切り抜けると適度な力強さが出てきて聴ける。鬼火は3:20を切るキーシン、横山盤の異次元の凄さはないが、重音もまずまず(一部ややごまかし気味なのか音が出きっていないところもあるが)。最近聴いたトリフォノフと比較しても技巧では遜色ない。雪あらしは前半はちょっとかったるいか。後半も音楽性の点で光るものを感じさせる。第10番は数多の熱演と比較すると、ちょっと大人しい。


続いてショパンのエチュード。Op.10-7は特段のキレは無し(実演時間で1:28)。10-8は右手にややつなぎ目が見えるが悪くない(同2:19)。10-10は少しひ弱かな(同2:12)。10-11はタイトル通りの音楽性路線なんだろうけど、かなり遅いテンポで聴かせるがメリハリに若干欠けて個人的にはダメ(2:45)。ショパンは抜粋でこの出来ということを考えると、ちょっと残念であった。


スクリャービンのエチュード抜粋。この曲は昨年聴いたコロベイニコフの全集が素晴らしく、決定盤としてもよいと思っている(ちなみにkyushimaさんも◎-〇評価。ただ、8-12はテンポ速すぎなのが残念)のでどうかなと思っていたが、これもまずまず。飛びぬけたものはないが、聴ける。Op.2-1はタッチが優しすぎ、劇的感という点で物足りない。8-2、8-9はメリハリが効いていてなかなか良い。問題は私の好きな(みんな好きだろうけど)Op.8-12、Op,42-5がないこと。


というわけでエチュードの(おそらくは得意曲を並べた)抜粋ということを考えると、全集の名盤群の各曲と入れ替えられるかどうかという点で物足りなさは否めないが、まあ70点というところだろうか。この中ではやはりシューマンのシンフォニック・エチュードが気に入った。


耳直しにコロベイニコフのスクリャービン全集を聴き直したが、やはり素晴らしい。前述したOp.8-12など一部の曲の解釈で合わないところはあるが、音楽性と技巧のバランスが実によく取れている。音の響きにも神経を使っているし、手持ちの中では断トツの出来なので、本当にオススメである。

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レーベル集め
2017-09-03-Sun  CATEGORY: 雑多な話題
ジャズのレコードコレクターでよくある話だが、レーベルごとにLPを収集するというのはよくある話だ。でも私はジャズのコレクターではないので(クラシックでもないが)集めたりはしないものの、いつの間にか集まってしまったレーベルというのはある。

クラシックのCDだとまずビクターだ。

vdcvicc.jpg

未だ再発のされないレア盤が多いレーベルなので、この白地に赤のラインの入った背表紙を見るとドキッとする。やはりメロディア源盤のロシアもの、それもショスタコーヴィチばかりである。この中にはレーベルを変えて再発されたものもあるが、音質の違いまでは追いかけていない。この十数枚を買い集めるのに10年、トータル4〜5万は要したと思う。再発の進んでいない、値段の張る時期にバカな買い方をしたものだ。


この中で是非聴いて頂きたいのは以前紹介したエドリーナ&ボロディンカルテットのショスタコのピアノ五重奏だろうか。他には、妖艶な響きのショスタコの歌曲集、シブい音色が最高で聴きやすいペルガメンシチコフによるショスタコのチェロソナタが特にお気に入り。併録曲の演奏が気に入らず、バッハのイタリア協奏曲くらいしか私は聴かないがルガンスキー・リサイタルもピアノ好きの方にオススメだ。あとはショスタコばかりなので推しづらいかな。


他に枚数の多いレーベルはソニーやDG、EMI、シャンドス、RUSSIAN DISCなどがある。一番多いのはアムラン中心のハイペリオンで、優に100枚以上ある。


最近の備忘録の写真で気付かれた方もいると思うが、実はこのところジャズのCDで同じようにレーベルで集めている。Criss Crossである。

crisscross.jpg

これは一部に過ぎないが、相当な枚数がある(ご覧のようにギタリストのリーダー作品を中心に集めている)。ジャズギターに理解があってコンテンポラリーに強く、大好きなレーベルだ。白地に黒の文字というビクターとの共通点もあり、ユニオンなどでも非常に見つけやすい。


この中で1枚というのは難しい。いつかコンテンポラリー・ジャズギタリストの作品紹介も大々的に書いてみたい。
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最近聴いている音楽 Vol.66〜備忘録@ディスクユニオン大阪〜
2017-09-02-Sat  CATEGORY: 雑多な話題
関西の嫁の実家に帰省ではなかった、研究集会で京都に行って来た。

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まぁなんとも酷い発表者がいて、こんな低クオリティで発表させていいのかよと思うような発表が幾つかあって呆れてしまった(質問の時に怒っている人も結構いた)。世界的に有名な伝説的某氏も苦笑していた。単に「研究者」と名乗りたいだけちゃうんかと思わざるをえず(自分のことです)、ほとんど寝て過ごした。偉そうに聴いているだけの一般参加は楽である。勿論、京都のレコード屋を回ろうと思ったのだが、家族サービスの都合もあって、結局終了後にディスクユニオン大阪のみ。

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宿を取った京都の烏丸駅から片道で40分ほど、梅田駅から7〜8分歩くのだが、慣れないと結構分かりにくい。2度目の今回もGoogleを見ながら辿り着いた。手前にクラシック館、奥にそれ以外の全ジャンルの館がある。クラシック館は結構広く、商品もかなりある。規模は吉祥寺クラシック館より少し小さいくらいか。奥の本館?の方は神保町と同規模。品揃えの傾向がどちらも東京と違って面白い(あまり見かけない盤もあるがやたら安い盤が多い)。値付けはモノにもよるが、東京とそれほど変わらない(レコードはやや高めかな)。ロックではロキシー・ミュージックの最高傑作『アヴァロン』の両面マト1(!)というレア盤が2万弱で置いてあって、思わず手を伸ばしかけたが止めた(このレコードはマトが3/4など進んだものは常時4000円ほどで見かける)。さて2時間弱の滞在で収穫は・・・

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なんとCD4枚のみ(汗)。。。出張で気が緩むし交通費もかけているのだからなるべく買おうと思うのだが、最近買い過ぎなので自重してしまった。

RALPH BOWEN / MOVIN' ON (1992年録音。ジョン・ヘリントン(g)&アンソニー・ジャクソン(b)参加。フュージョン臭がしてイマイチ)
ALEX SIPIAGIN / GENERATIONS DEDICATED TO WOODY SHAW (2010年録音。アダム・ロジャース(g)が珍しくセミアコで弾きまくる)
STEVE DAVIS / UPDATE (2005年録音。ピーター・バーンスタイン(g)参加。なかなか良い!)
SIR LORD BALTIMORE / SIR LORD BALTIMORE (70's米アングラハード。2nd『Kingdom Come』の方がいいけどこれも最高!)


最近クラシックは聴いてないのかと思われそうだが、きちんと聴いているのでそのうち最近聴いているものを更新予定。ちなみにラーメン食べ歩きの方は昼夜共に(爆)京都四条の人気店「和醸良麺 すがり」へ。

すがり1
(ラーメン大盛味玉追加。露出を上げてるので店内はこんなに明るくない)


すがり2
(つけ麺大盛もつ焼き追加にビールを頼んだ。これくらいの暗さ)


2年前に食べた時は、西新井に本店があった私の好きな「椿」(今は王子にある。また修行した人が新宿に「俺の麺 春道」として店を出していて混まずに美味しくてオススメ)に似ている味で感激して90点超えを付けていたのだが、今回ラーメン・つけ麺を食べてみて、麺が変わったのかなと感じた。どちらもゆず麺を選んだのだが、前回よりも細くチュルチュルしていた(例えが悪いが昔のインスタントラーメンみたい)。私は生パスタみたいな食べ応えのある太麺が好きなので残念。ここの画期的なところは、チャーシューの代わりに「もつ焼き」がのっていることである。これが最高にラーメンにあっていて美味しい。2年ぶりの今回、もつの他に和牛なども選べるようになっていた。それでも85点を超える高得点は付けられよう(ラーメン記録の方を更新済)。


朝からの学会参加の為1人でホテルに泊まった日もあったのだが、酒や女で羽目を外さないところが私らしい?嫁実家帰省京都出張であった。
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最近聴いている音楽 Vol.65 〜Gerard Fremy 『John Cage/Sonatas and Interludes』 〜
2017-08-27-Sun  CATEGORY: 雑多な話題
今でも覚えている。大学の時だ。




一緒に組んでたバンドのベーシストが「こないだスゴいライヴ見ちゃってさあ」と興奮しながら話をしてきた。地元のジャズだかなんだかの野外コンサートに出かけたら、彼の妹のピアノの先生の知り合いの知り合いくらいのピアニストが弦にネジとかゴムとか挟んでミュートして音を変えて演奏しており、その発想にビックリしたと言うのだ。




「その発想、天才的だよね!」




と驚嘆する彼に、私はジョン・ケージというアメリカの現代音楽の作曲家が半世紀以上も前に「発明」していることを説明した。「そうなんだ・・・」と落胆する彼を見て、大人げないことをしてしまったと思った。私も若かった。


その時の私はプログレ方面から「どんなヘンテコな音楽でも手を出してやろう」と御茶ノ水のジャニスに通ってはCDを借り、当時出たばかりのCD-Rライティングドライブで数百枚焼いて「勉強」していた(友人とデータをシェアしたので凄い枚数になった)。ケージの有名な「キノコ」のジャケのアルバムには、ジャニスの店員さんが「超名盤!」みたいな文句の帯を書いていたのでこれは!!と思って借りて、例の「4:33」で延々音が鳴らず「これ不良品です」と返却時に文句を言ったのは懐かしい思い出だ(恥)。


さて、ケージの『ソナタとインターリュード』である。例によって、高橋悠治盤を聴いて「なんじゃコリャ」と思ってそれ以来さじを投げていたが、私の大好きなGreilsammerのアルバムで「再び手を出してみようかな」と思った。勿論、これから書くことは伝説的なサイト『惑星、タコ8、我が祖国。』の管理人さんの後追いでしかないのだが、情報の精度が高まるという意味でも、後追い記事にも価値は有るだろうと思い書くことにした。そのサイトでベストに挙げられているジェラール・フレミー盤をようやくユニオンで安く捕獲し、聴く。





うーん やはり私はビートやグルーヴを欲するタイプ





とひと言で書くのもなんなので、少しだけ書くと、演奏自体は全体的に説得力を感じるもので、ソナタ第12番など格調が高く、間と静謐さが強調されていて崇高さが漂う。それに比してグレイルザンマーの演奏はスカルラッティと交互に演奏されているため、ビートの一体感(グールド流に言えばパルス?)を感じさせる解釈になっており、私にはより魅力的に映る。が、これは原曲で求められている演奏ではないのだろう。素人判断だがプリペア度(笑)は断然フレミーの方が複雑で一様でなく巧く聴こえる(近接録音できらめくような密に詰まった音色も素晴らしい)。フレミーの演奏には、私がグレイルザンマーのレビューで書いたようなジャングル感や中世の時計店っぽさは微塵も感じられないので、全く違う曲になっているとさえ言えるかもしれない。クラシックの奥深さというか、本当に解釈芸術というのは素晴らしいなあと思う次第である。


尚、前述の管理人さんが書かれている通り、高橋悠治盤はせせこましく先を急ぎ過ぎである。フレミー盤を聴いた耳からするとむしろ異端な演奏なのかもしれない。兎も角、あの盤を聴いてこの曲に匙を投げた私のような不幸な人が減ることを祈る。
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